表立っては言いにくい。手記を書くなんて大げさだ。ならば誰に聞かせるでもない独り言を、短く書き留めよう。あの大惨事からの日々、大事だと思ったこと、感謝の一方で、モヤモヤしていたこと……。
▼支援者の 自己満足に 乱されて
▼よく聞くが 「俺の海」って どんな海
宮城県名取市の宇佐美久夫さん(68)が、こんな具合にパソコンに書きためてきた言葉は、もう800を超えた。
そしていま、自称「久夫の独り言」は、意外な展開をみせている。
男性が書き留めたメモが、災害の研究者から注目されています。記事後半で、そのわけを紹介します。
始まりは、東日本大震災から…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル