2日に投開票されて「当選者なし」という結果だった東京都品川区長選は、首長選挙としては全国7例目の再選挙となる。気になるのは、その経費。再利用できる備品もあるように思えるが、再選挙はいくらかかるのか。
全国で過去に6例しかない区市町村選の再選挙。7例目の今回はどんな選挙となるのか。おカネの面からみてみます。まずは2日に投開票された選挙の費用を分析し、記事の後半で再選挙について書きました。
2日の選挙は、同区長選としては今の公選制に戻った1975年以降で最多という6人が立候補。乱戦模様で得票が割れた結果、「有効投票数の4分の1」という公職選挙法が定めた当選の条件を誰も満たせなかった。同日選だった区議補選は7人が立候補して3議席を争う戦いだった。
区の予算書によると、二つの選挙にかかる費用は約2億646万円と見込まれた。このうち、最も多かったのは投票事務(9910万円)。当日の投票所を43カ所、期日前投票所を15カ所設けており、これらの設営費や人件費などに充てられた。
加えて、300人以上が参加…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル