北海道内に、本州より一足早く降雪の時期が迫ってきた。ライフラインでもある道路を維持するため、道内各地では毎年、「雪との戦い」が繰り広げられる。北海道開発局では新たな技術が採り入れられ、除雪作業に備えている。
「山間地や多雪地帯を抱えているが、経済活動や日常生活を支える重要な道路ばかり。万全の準備の上で作業をしていただきたい」
14日、北海道開発局の旭川道路事務所(旭川市)であった「除雪出陣式」。小野寺仁事務所長があいさつすると、除雪作業にかかわる事務所職員と請負業者の社員ら約60人は心を新たにした。
事務所管内では、8日に石北峠で凍結防止剤を散布し、すでに冬の戦いが始まっている。本格的な降雪シーズンへの備えとして、14日に公開されたのが、新たなロータリー除雪車だ。
この車は測位衛星「みちびき…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル