将棋の盤面をスマートフォンで撮影した写真を、AI(人工知能)が即座に局面データに変換して棋譜を作成するアプリが公開された。
開発したのは、東京農工大大学院工学府(中川研究室)で文字認識の研究をしている、博士前期課程2年の佐藤旭さんと同1年の森住啓さん。
「えぬっくま(https://shogi.nkkuma.tokyo/)」と題されたアプリは、撮影した盤面写真の駒を、さまざまな書体や文字数や色も判別、普通の位置に置かれた持ち駒も認識し、データにする。認識精度は99%以上という。開発で最も苦労したのは、写真からまず、どの部分が将棋の盤面かを認識させることだったそうだ。
作成したデータは形勢判断をする別のアプリなどでもすぐに活用できる。自分の棋譜を手軽にデータベース化できるため、自分で指すファンにとっては、ありそうでなかった便利アプリといえそうだ。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース