佐賀平野の秋の風物詩　バルーンフェスタが3年ぶりに有観客で開幕

　佐賀平野の秋の風物詩、佐賀インターナショナルバルーンフェスタが2日、佐賀市の嘉瀬川河川敷を主会場に始まった。今年は3年ぶりに有観客で開催。熱気球日本選手権に出場する競技気球48機を含め計95機が参加し、6日まで佐賀の空を彩る。

　競技は午前7時と午後3時の2回（6日は午前のみ）実施。想定される風向きをもとに指定されたタスク（課題）通りに飛び、地上に置かれた×印の中心めがけて長いリボンがついた砂袋を投げ落とす。色とりどりの気球が空を埋める様子は写真愛好家にも人気で、初日も早朝から多くの観客が河川敷に集まった。

　午前9時からはキャラクター形などユニークな気球が並んで係留される「バルーンファンタジア」があり、今年は愛媛県のキャラクター「みきゃん」や北海道上士幌町のキャラクター「ほろんちゃん」が登場した。5、6日の午後6時半からは夜間係留があり、会場に並んだ気球の明かりが幻想的な雰囲気をつくる。

　大会は新型コロナ禍で2020年は中止。21年は無観客開催だった。（寿柳聡）