東京電力福島第一原発が立地する福島県双葉町に、詩人で高校教師の和合亮一さん(54)=福島市=が詩を贈った。町を歩き、町民の声に耳を傾け、思いを詩に込めた。
和合さんは5日、町内の式典で「双葉の丘へ」と題した長編の詩を10分半かけて朗読した。町からの依頼でつづった詩はまず、東日本大震災や原発事故による避難の経過をたどる。全町民が避難を強いられ、今年8月に一部で避難指示が解除されるまで、約11年半にわたり住民がゼロだった。
〈大男は 丘に座り たくさんの人々に 告げた 町は俺のものだ 誰も 入るな〉
今年9月、小学校で見た光景…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル