この人の今の活躍には、あの人との出会いがあった!
各界で活躍する人たちにインタビューし、多大な影響を受けた師匠とのエピソードを紹介していく。
今回は、CBCテレビ制作の午後の情報番組「ゴゴスマ ~GOGO! Smile!~」(CBC・TBS他)で司会を務める同局の石井亮次アナウンサーに聞いた。
石井アナは大阪府出身。名古屋に来て、アナウンサーとして20年目となる。
テレビではやはり関西弁は出さないが、インタビューでは関西人らしい口調で語り始めた。
中学生の頃よく観に行っていた「なんばグランド花月」で、ある日ステージに上げられ、トランポリンを使う芸人さんに観客を笑わせる方法をこっそり教えてもらった話や、アナウンサーを目指す前から、テレビで野球観戦をしている時にその音を消し、ラジオの実況を聴くという変わった見方をしていて、そのアナウンサーに憧れたとか…。子供の頃から、刺激を受けた人すべてを師匠と思うところがあるよう。
極めつけは、様々な意見をくださる「視聴者の皆さんが一番の師匠!」という。
この人、貪欲なのか? はたまた、お調子者なのか? それとも、謙虚なのか?
つみどころのない石井アナが、中でもターニングポイントとなった師匠として「2組」の人物を教えてくれた。「石井アナ少年編+α」は、その第1弾である。
師匠との出会いは、電話越しのラジオ出演!
子どもの頃からラジオが好きがだった石井アナ。
高校生の時にはいわゆるヘビーリスナーで、深夜放送もよく聴いていたそうだ。
ある時、お笑いコンビの「ますだおかだ」(増田英彦さん・岡田圭右さん)のお二人がパーソナリティを務める深夜番組「ヤングタウン」で、リスナー参加の企画に出ることに。「“てべ(手屁)コンテスト”というのがあって。手でおならの音を出して、長さを競う…。ぷぅ~」と、手の甲に口を当てて実演してくれた。
これは電話を通して出演するのだが、まず、スタジオの音が受話器を通して聴こえてくることに「ラジオと家が繋がった!」と興奮を覚えたそう。
そして、「ぷぅ~」と一発。長さの記録は大したことはなかったが、スタジオのお二人から「どうやった?」と感想を聞かれ、「いや、なんかしょっぱかったです」みたいなことを言ったら、なぜかウケた。汗でしょっぱかったことを、素直に言ったことがウケたのだそうだ。それに対して、スタジオのお二人は「石井くん、おもろいな~」と言ってくれて、その言葉に舞い上がって…。
つまり、遡れば石井アナの放送での最初の出演は、コレということになる。
石井少年がその時感じた「なんか放送でしゃべる仕事って楽しいな!」という気持ちが、今のアナウンサーという仕事に繋がっているそうだ。
一つのターニングポイントとなった出会いが、「ますだおかだ」のお二人なのである。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース