MGCでは選手も暑さ対策をしてレースに臨んだ。男子の1、2位はスポーツブランド「デサント」社がジャージーやユニホーム等を提供しているチームに所属。同社は暑さ対策としてユニホームを加工。国内でも珍しいレーザー加工で穴をあけて通気性をアップした。本来は手作業で穴をあけるが、レーザーは選手の体格に合わせて微調整でき、より効果の高い「鎧(よろい)」が完成した。選手によっては通常のメッシュ素材のユニホームを着用したが、優勝した中村匠吾(27)=富士通=をはじめ、富士通所属全3選手は穴のあいたもので出場。中村はもともと暑さに強いが「(暑さは)感じなかった」と“最大の敵”を克服した。
また、同社は「TEKION LAB」と共同研究して開発した低温ジェルも選手に提供。冷凍庫で冷やすことで、外気にさらしても12度前後を保つ優れものだ。氷だと冷たすぎて深部体温を冷やしきれないが、ジェルは溶けずに適温で冷やし続けるため長時間の効果が見込める。ウォーミングアップやスタート前の整列時はもちろん、7位の鈴木健吾(24)=富士通=は給水ボトルにくくりつけ、適宜冷やしながら走るなど使い方はさまざまだった。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース