世界の中央銀行が金融緩和を進めている。米国は7月に10年半ぶりの利下げに転じ、緩和からの脱却を探ったユーロ圏も12日に量的緩和の再開を決めた。背景にあるのは米中貿易摩擦による世界の景気減速。異次元の緩和を続ける日本銀行は今週どう対応するか。緩和が長引けば、どんな「副作用」がくらしに及ぶのか。
日銀が今後追加緩和する際の一手として、金融市場が有力視しているのはマイナス金利の「深掘り」だ。
金融機関が日銀に預けるお金(当座預金)の一部は現在、マイナス0・1%の金利が課される。その金利をさらに下げる。銀行は預けると損をするので、企業などへの融資が促される。…… 本文:2,065文字
朝日新聞社
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