秋葉賢也復興相が代表を務める自民党宮城県第二選挙区支部が2021年7月、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体と同一住所に事務所を置く「世界平和連合宮城県連合会」に会費を支出していたことが、政治資金収支報告書でわかった。秋葉氏は8月の復興相就任会見で「(教団の)関係団体に会費を支払ったり、選挙応援を受けたりということも一切ない」と話していた。
25日に公表された21年分の収支報告書によると、同支部は21年7月21日、仙台市青葉区内のマンションの一室にある「世界平和連合宮城県連合会」に会費2万4千円を支出していた。この部屋には、教団友好団体で政治団体の「国際勝共連合宮城県本部」の事務所が置かれていると、同本部の収支報告書に記載されている。
朝日新聞社が実施した教団との関係を尋ねるアンケート(8~9月)に対し、秋葉氏は「旧統一教会や関連団体のイベントの会費を支出したことがありますか」との質問に「いいえ」を選択して回答していた。
自民党は今年8月以降、旧統一教会や関連団体との関係について党所属の国会議員に点検調査をした。党が9月に2回にわたり公表した結果には「旧統一教会及び関連団体に対する会費類の支出」などという項目もあったが、秋葉氏の名前はなかった。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル