福岡県福津市宮司元町の宮地嶽神社で31日、境内に咲くハナショウブを神前にささげる「初刈り神事」があった。あいにくの雨となったが、大勢の観光客が緑の葉に映える紫や白の花のしっとりとした趣を楽しんだ。
神社に咲く江戸ショウブは1965年に明治神宮(東京)から株分けしたものが増えた。現在は約100種10万株に上り、初夏の風物詩となっている。
神事ではハナショウブを手にしたみこが榊舞を奉納し、わらじをはいた神職がかまを手に花を刈り取った。6月10日まで、菖蒲園ライトアップなどがある。
西日本新聞社
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