来年4月の長崎市長選に立候補しない意向を表明した現職の田上富久氏=4期目=は9日午後に記者会見し、政界からも引退する意向を明らかにした。
田上氏は市統計課長だった2007年、伊藤一長市長(当時)が市長選中に射殺されたことを受けて補充立候補し、実質3日間の選挙戦で当選した。
田上氏は9日の市議会定例会で「長崎市長の立場を離れ、5期目を目指さない決断をした」と述べ、立候補しない考えを表明。その後の記者会見で、立候補しない理由を「(市が)新しいステップに進むには、新しいリーダーの下で新しい発想を加えながら進める方が良いと思った」と述べた。
多選の影響に関しては「支障になったわけではない」と否定した。
後継は「明確にいるわけでは…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル