NHK党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員(51)から動画投稿サイトで中傷や脅迫を受けたなどとして、複数の著名人が提出した告訴状を警視庁が受理していたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁はこれを受け、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイに滞在するガーシー氏に対し、任意の事情聴取を要請した。
ガーシー氏は「暴露系ユーチューバー」として活動し、芸能界などの「裏話」を動画サイトに発信。捜査関係者によると、これらの内容が脅迫や名誉毀損(きそん)容疑に当たるとして著名人らから告訴状が提出され、受理した警視庁が投稿された動画内容の精査や関係者からの事情聴取などを進めている。同庁は事実関係を確認するために本人からの事情聴取が必要と判断し、今月24日に弁護士を通して協力を求めたという。
ガーシー氏は7月の参院選で初当選したが「帰国すれば逮捕される」などと主張してUAEにとどまり、今月10日まで開会していた臨時国会に一度も登院しなかった。このため参院議院運営委員会は、ガーシー氏に登院しない理由を問う文書をN党側に渡していた。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル