大型の台風17号は、21日(土)にかけて、沖縄地方に最も接近し、22日(日)には日本海へ進む見通し。また、日本の南に停滞する前線も次第に北上してくる。
三連休は北上する台風と前線の影響で、全国的に雨や風の強まるおそれがある。
大型の台風17号 21日(土)に沖縄最接近
大型の台風17号は、20日(金)の正午には、沖縄の宮古島の南東の海上にあって、西北西へゆっくりと進んでいる。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートルで、今後さらに発達しながら、暴風域を伴い、あす21日(土)の朝にかけて、沖縄本島地方や宮古島地方に最も接近する見込み。
沖縄地方は今月上旬にも同じようなコースで台風13号が接近し、宮古島で61メートルを超える突風が吹いている。暴風のほか大雨・高波・高潮にも警戒が必要だ。
台風17号は暴風域を伴ったまま日本海へ
台風はその後も暴風域を伴ったまま、22日(日)には九州の西の海上に達し、日本海を北東へ進む見込み。そのため、北陸や北日本でも暴風や高波となるおそれがあり、関東などの太平洋側でも南よりの風が強まる見通し。
前線も北上 全国的に荒れた天気に
また西日本は、日本の南に停滞している前線が北上する影響で、20日夜から21 日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降る所がある。その後も台風周辺の湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となる見込みで九州や四国などで大雨となるおそれがある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水にも注意・警戒したい。
三連休は、北上する台風や前線の影響で、全国的に荒れた天気に警戒が必要だ。
(気象予報士・崎濱綾子)
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