弾道ミサイルの飛来を想定した住民避難訓練が15日、大分県中津市であった。国が都道府県を通じて公募し、2022年度は今後予定している自治体を含め10道県の12市町村で実施。中津市としては初めての本格的なミサイル避難訓練で、市民ら約180人が参加し、うち約120人が避難行動を体験した。
市主催の防災イベントを開催中に、架空の「X国」から弾道ミサイルが発射され、日本に飛来する可能性があるという想定。市役所そばの中津体育センターと中津文化会館を会場に、防災行政無線による情報伝達と、イベント参加者の避難の動きを確認した。
午前10時すぎ、市役所屋上のスピーカーからサイレン音が響き、「ミサイルが発射されたものとみられます。建物の中、または地下に避難してください」と放送。中津文化会館大ホールへ移動した参加者は、客席の間で身を伏せた。まもなくサイレンが再び鳴り、「ミサイルは太平洋へ通過したものとみられます」との放送が流れた。
訓練終了後、内閣官房の担当…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル