年が明けた5日、米国のメディアが相次いで報じたニュースに衝撃が走った。2億3千万人を超えるツイッター利用者の個人情報が流出した恐れがある、というのだ。
イスラエルのサイバーセキュリティー企業が明らかにしたもので、利用者のメールアドレスやアカウント名が含まれたデータが闇サイトに流通しているという。同社の創業者は「私がこれまで見てきた個人情報の流出としては最大規模の一つだ」とSNS上に投稿した。
米ツイッターは11日、「すでに公開されているデータの集合体である可能性が高い」と、社内からの情報流出を事実上、否定する声明を出した。一方でデータがツイッター利用者のものであると認めているようにも読める。
果たしてどんなデータなのか。記者は独自にデータを確認し、解析した結果をもとに専門家に見解を求めた。その結果、実在するツイッターアカウントに関するものであるとの確証を得た。
メールアドレス判明が招くリスク 流出の有無を確認する方法は
流出データに自分のアカウントが含まれているかどうかを知る方法は……。流出で想定されるリスクとともに、記事後半で紹介します。
専門家はデータに含まれていた情報から、一つの警鐘を鳴らした。それはアカウントの「乗っ取り」と、ツイッター特有の「身バレ」リスクの恐ろしさだった。
データの分析結果から、日本…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル