張春穎 滝沢隆史
SNSの拡散力を生かし、農業の魅力を伝える取り組みが活発だ。コロナ禍もあって、生産者自らが発信する動きも広がっている。
前橋市の網野文絵さん(36)は「農業カメラマン」として活動して5年ほどになる。
実は野菜嫌いだったが、種苗会社の撮影担当になったことで、「野菜はすごい」という発見を多くの人に伝えたいと思ったという。
仕事を離れて、畑を舞台に、芸術的に撮ってきた。交差して摘まれたネギのチェック柄、紅白に並ぶイチゴたち、まるで深い森のケール畑――。
東京・表参道で2018年に開いた最初の個展「撮れたて野菜」が好評で、農業専門誌や通信社の情報誌で表紙を飾るようになった。
コロナ禍に見舞われた最近は、群馬県内の自治体や生産者グループに依頼されて、SNS発信に適した撮影講座をほぼ毎週のように開く。
記事後半では、Z世代を意識した発信や「官僚系ユーチューバー」などの取り組みを紹介します。
スマホでの野菜の撮り方を伝授
撮影のコツはこんな感じだ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル