三沢敦
毎年10月に長崎市の諏訪神社である国の重要無形民俗文化財「長崎くんちの奉納踊(おどり)」について、氏子の代表らが17日、通常開催を前提に準備を進める方針を明らかにした。女性にセクハラ行為をした疑いがあるとして辞任を求めて対立していた宮司が12日に死去。新しい宮司が決まる3月中旬をめどに正式決定する。
奉納踊は2020年と21年は新型コロナ禍で、昨年はセクハラ疑惑による対立も重なり、3年連続で中止になった。今秋の開催について、氏子代表らは昨年12月、宮司が辞任しない場合は神社とは切り離し、各踊町(おどりちょう)の伝統と技量を守り伝えるための「催事」として実施する方針をいったんは表明していた。
長崎くんちは江戸時代から約390年の歴史を誇る諏訪神社の秋の大祭。旧市街の各町(踊町)の氏子たちが「龍踊(じゃおどり)」など町に伝わる演(だ)し物を奉納する。(三沢敦)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル