「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」など数々の名作を手がけ、13日に亡くなった漫画家の松本零士さんは、東京都練馬区に長く活動拠点を置いてきた。松本さんが生み出した名キャラクターたちの像もある。手を合わせて悼む人もいた。
松本さんは区内の西武大泉学園駅近くで暮らしてきた。駅前には、「銀河鉄道999」の有名なキャラクター・星野鉄郎とメーテルの像が置かれている。訃報(ふほう)が流れた20日、像の前に花などが供えられていた。
像に手を合わせていた同区の佐藤智子さん(63)は、「銀河鉄道999」の漫画もアニメも大好きだったという。「この先どうなるのかワクワクしながら見ていた。松本さんは本当に『大泉のヒーロー』だった。悲しいです」
区によると、像は2015年に設置された。当時、松本さんは「このキャラクターたちは大泉で生まれました。私があっち(天国)に行っても、このモニュメントは残る。とてもうれしいことです」と話していたという。
大泉学園駅は、構内に同じく「999」に登場するキャラクター「車掌さん」の像があり、発車メロディーはゴダイゴの「銀河鉄道999」。駅前の商店街は「ゆめーてる商店街」と名づけられ、マスコットキャラクターは松本さんが描き下ろした。
松本さんは08年には練馬区…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル