茨城県境町で会社員の小林光則さん(48)と妻の美和さん(50)が殺害された事件で、重傷を負った長男が「襲ってきたのは、知らない男のようだった」と証言していることが26日、捜査関係者への取材でわかった。
県警によると、中学1年の長男(13)は、夫婦が襲われた2階の寝室から一つ部屋を挟んだ子ども部屋で、小学6年の次女(11)と寝ていた。2段ベッドの下段に寝ていた長男は両足などを刺され重傷で、上段にいた次女は催涙スプレーのようなものを両手にかけられ軽傷を負った。
捜査関係者によると、長男は、犯人の体格や雰囲気などから「知らない男のようだった。無言で襲われた」と話しているという。2人はこれまでに「襲ってきたのは1人で、帽子をかぶりマスクをつけていた」と話していた。
また、1階の部屋には犯人が立ち入った形跡がないことから、夫婦らが寝ていた2階に直接向かった可能性が高いこともわかった。県警は、家の間取りなどを把握した上で夫婦を狙って犯行に及んだ可能性もあるとみて調べている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル