住宅街にある寺が今、ほのかな熱気に包まれている。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンの優勝に貢献した村上宗隆選手(23・ヤクルト)と同じ漢字の「宗隆(そうりゅう)寺」だ。厳しい重圧をはねのけ、準決勝のメキシコ戦でサヨナラ打を放った「村神様」にあやかるべく、ファンが訪れている。
24日朝、平日にもかかわらず、川崎市高津区の寺の境内に数十人の行列ができていた。続々と人々が現れ、お堂で手を合わせ、列に加わる。
お目当ては、「奉讃 最年少三冠王」などと刻印された御朱印だ。
「もともと御朱印をもらいに来る人は週に1人ぐらいでした。朝から夕方まで大忙しです」と嶋田一成副住職(34)。3人の僧侶が手書きする御朱印はWBC後、1日100~200枚発行する状況だという。
もともとは別の名前だったが
寺が注目されるようになったのは昨秋のこと。村上選手がシーズン最多本塁打記録に迫っていた。
記録達成を後押ししようと考…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル