「境界線、境界線、私とあなたの境界線♪」。支援学校の保健指導の授業で歌いながら盆踊りのように腕を交互に伸ばして踊る。性問題の被害者にも加害者にもならないために、人との間に適正な片腕の距離をとることを教える「境界線音頭」だ。
5年前、勤務する支援学校に性の問題を起こす高校生がいた。当初は「なぜそんなことを!」と感情的に怒った。だが、彼らにも幼いころに性暴力を受けるなどの背景があった。専門家に相談し、話せる環境を作る大切さに気づいた。「彼らの心を開くには自分が変わらなくては」。怒る代わりに、音楽を使うことにした。…… 本文:575文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
朝日新聞社
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