岩田恵実
東京都世田谷区にある警視庁成城署と和菓子店「紅谷(べにや)」が、特殊詐欺などへの注意を呼びかけるステッカーを商品の包装紙に貼る取り組みを始めた。同店の購入客は高齢者が多く、詐欺被害を少しでも減らしたい考えという。
「オレだけど 信じる前に 警察へ」「預貯金を 聞いてくる人 悪い人」……。署が作成したステッカーには、そんな五七五調の「川柳」が記されている。詐欺という言葉にひっかけた「うさぎ」の絵柄は署員の次女(10)がデザインした。
特殊詐欺では、SNSを介した「闇バイト」を入り口に実行犯に仕立てられることが多いことから、「高収入 うまい話は 闇バイト」とのメッセージも。
ステッカーを署員から贈られた紅谷の店長、千穐(ちあき)宏之さん(50)は「かわいいイラストで少しでも被害が減ってほしい」と話した。署は今後、ステッカーを使って被害防止に協力してくれる店舗を増やす予定だ。(岩田恵実)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル