強い台風18号の影響で、9月30日は石垣・宮古両空港の発着便など、沖縄方面を中心に国内線100便以上が欠航する。
気象庁によると、台風18号は30日午前9時の予報で沖縄県与那国島の南約300キロを時速20キロの速さで北西へ進むとみられる。中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルになる見込み。
台風は発達しながら北上し、30日夜にかけて暴風域を伴ったまま強い勢力で先島諸島に接近するとみられる。その後は東シナ海を北上して次第に進路を北東に変え、10月2日には西日本へ接近する見込み。3日から4日にかけて、温帯低気圧の性質を帯びながら日本海を東北東に進むとみられる。
日本航空(JAL/JL、9201)グループで那覇空港を拠点とする日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)では、30日は石垣空港を発着する全便を含む32便の欠航が決定。3467人に影響が出る見込み。グループで沖縄離島路線を手掛ける琉球エアーコミューター(RAC)は、石垣、宮古、与那国、多良間空港の発着便がすべて欠航となり、計20便が欠航、542人に影響が出る見通し。JALや日本エアコミューター(JAC/JC)の那覇発着便も、欠航や遅延などが発生する可能性がある。
全日本空輸(ANA/NH)では、30日は羽田を午前6時10分に出発予定だった石垣行きNH89便など、国内線42便の欠航が決定。約4800人に影響が出る見込み。
ソラシドエア(SNJ/6J)では、30日は那覇-石垣線2往復4便が全便欠航する。
ピーチ・アビエーション(APJ/MM)では、30日は関西-石垣線1往復2便が全便欠航。338人に影響が出る見通し。また、今年度内に統合するバニラエア(VNL/JW)の成田-石垣線1往復2便全便の欠航が決まった。30日の同路線がバニラの国内線最後の運航になる予定だったが、29日で幕を閉じた。
ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)では、下地島発着の国内線が全便欠航。成田線と関西線各1往復2便の合わせて4便が欠航し、586人に影響が出る見込み。
このほかの航空会社でも、台風の進路によっては欠航や遅延の発生が予想され、各社では最新情報をウェブサイトなどで確認するよう、呼びかけている。
Tadayuki YOSHIKAWA
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース