北九州市や福岡市の路面電車として走り、筑豊電気鉄道の電車として昨年11月に現役を引退した「2000形・2003号」が、福岡県直方市のNPO法人「汽車倶楽部」に譲渡され、13日、搬出作業が行われた。現役車両としては県内最後の「元路面電車」だったが、余生を鉄道の街・直方で過ごすことになる。
北九州市八幡西区の筑豊電鉄の車庫から3両編成の2003号が出され、連結を解かれた。1両の重さは7・3~12トン。車台を外し、1両ずつトレーラーに積み込まれた。夜間に搬送し、頓野地区にある汽車倶楽部の敷地に敷かれた線路上で元の形に戻される。
2000形はもともと西日本…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル