森嶋俊晴
旅行大手の近畿日本ツーリスト(東京都)が新型コロナワクチン接種関連の業務で自治体に過大請求していた問題で、大阪府羽曳野市は27日、同社からの連絡で1362万円余の過大請求が判明したと発表した。市は今後、過大請求分の返還を求めるとしている。
市保健福祉部によると、市は新型コロナウイルスワクチン接種予約の電話受け付けや集団接種会場の運営業務、国の臨時特別給付金や価格高騰緊急支援給付金の窓口受け付け業務などを同社に委託していた。
27日に市は同社から、2021年3月から今年3月までの新型コロナ業務で978万円、昨年1月から今年2月までの給付金業務で384万円が、それぞれ過大請求だったと報告を受けた。業務に従事した人数が契約で定めた数より少なかったのに、契約通りの人数で過大に請求したという。
同社は大阪府東大阪市や静岡県焼津市、掛川市でも過大請求をしていたことが判明している。(森嶋俊晴)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル