盛岡市は5月1日から、性自認や性的指向の多様性を認め、同性・異性にかかわらずカップルとして結婚に相当する関係を尊重する「パートナーシップ宣誓制度」を導入する。事実婚などのカップルの子どもを家族として認める「ファミリーシップ」も同時に始める。この宣誓制度を利用しようとしている同性のカップルに会った。
お互いはどんな存在ですか?
並んで座った2人は少し考えこむ。「家族同然」「心の支えっていうか」
話し始めるタイミングが重なり、おもわず顔を見合わせてはじけるように笑った。
2人は、盛岡市内で暮らす同性パートナーだ。付き合い始めて、この春でもう5年になった。
でも、お互いをつなぐ「法的な何か」はない。
入院する時に、説明を一緒に受けることもできないかもしれない。「はたから見たら赤の他人なんです」
2人は、盛岡市で始まるパートナーシップ宣誓制度を利用するつもりだ。
もともと、地元の同級生だった。就職を機に盛岡市で一緒に暮らし始めた。
高校生の時、同級生に「付き…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル