23日午後4時50分ごろ、JR大阪駅で電車のドアが開いたまま約10メートル移動した。JR西日本近畿統括本部が同日発表した。乗客にけがはないという。
移動したのは京都発西明石行きの下り普通電車(7両編成)で、運転士がホーム側の扉が開いているにもかかわらず、車掌からの出発合図を受けてブレーキを緩めた。電車はドアが開いている状態では発車できないが、下り坂だったため動いてしまったという。車掌が気づいて非常ブレーキをかけ、ドアを閉めるなどして24分遅れで再度発車させた。
原因について同本部は、車掌がドアを閉めたと思い込んで出発合図をしたこと、運転士が、車掌からの出発合図があったためドアが閉まっていると思い込んでブレーキを緩めたことをあげ、「同様の事象を発生させないよう、運転士、車掌に指導を徹底してまいります」としている。
同本部管内で同様の事案は2018年11月にも起きているという。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル