宮野拓也
気象庁は1日、今年の日本の春の平均気温は観測史上最も高かったと発表した。過去30年(1991~2020年)の平均値を1・59度上回り、1998年春に1・24度上回った記録を更新した。
気象庁によると、日本付近の高緯度帯を流れる偏西風が平年より北寄りを流れたため、寒気が南下しなかったという。特に3月から4月にかけて暖かい空気に覆われやすかった。
全国153の観測所別にみると、北海道から鹿児島までの91地点で1位か1位タイとなった。特に北日本と東日本で高温傾向が顕著だった。
この春の日本近海の海面水温も、1982年の統計開始以降、2021年と並んで3番目に高かった。(宮野拓也)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル