きじまりゅうたさんは祖母、母と続く料理研究家の3代目です。若い世代に親しみやすい料理を提案しています。NHK総合の料理ドキュメント&バラエティー番組「きじまりゅうたの小腹すいてませんか?」では、一般人の台所にお邪魔して冷蔵庫にある材料から考え出すアドリブ料理が話題です。東京育ちで「田舎がない」といいますが、第2の故郷とも感じる場所が最近できたそうです。話を聞きました。
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ここ4年ほど長野県上田市の鹿教湯(かけゆ)温泉に通っています。僕が審査員を務めていた料理コンテストに、ここの女性グループが応募した縁で知りました。
山奥で交通の便は良くありませんが、川がきれいで山歩きが楽しめる、素晴らしい環境です。地元の方々に山菜やキノコを教えてもらっているうちに、これは独り占めしていてはもったいないと思えてきて。仲の良い料理研究家に声をかけたら人が増え、今では毎回10~20人で行きます。5~6月に山菜、7~8月は夏の川遊び、10月はキノコ、12~2月には鹿狩りと、1年で最も多くて4回かな。
僕、田舎がないんです。東京生…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル