プロ野球選手のセカンドキャリアといえば、指導者や解説者など野球関係が定番だ。そんななか、イチゴ農家に転身した人がいる。
中日ドラゴンズの元投手、三ツ間卓也さん(30)は文字どおり畑違いの世界に転じた。その発端は、家族の一言だった。
まだビニールハウスも畑もないが
相鉄線いずみ野駅(横浜市泉区)から徒歩15分ほどの農地と住宅地が混在するエリアに「三ツ間農園」はある。まだ、ビニールハウスや畑は見当たらない。
「本当にできるのかなって思いますよね」。近くの育苗地で作業をしていた三ツ間さんは笑う。
身長183センチの長身の男性が、スポーツウェアを着て小さな苗に水やりをしたり、雑草を抜いたりする姿は目を引く。
2015年の育成ドラフト3位から支配下選手となり、主に中継ぎ投手として1軍で多い年は35試合に登板した。
新型コロナウイルスの感染が拡大し、はじめて緊急事態宣言が発令された20年春。プロ野球の開幕も延期され、三ツ間さんは名古屋市内の自宅で息子と遊ぶ時間が増えた。
息子のために家庭菜園を始めると妻は…
当時1歳の息子は「外に行き…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル