武田遼 鶴信吾
北海道八雲町の国道5号で18日、都市間高速バスとトラックが衝突し、17人がけがをし、3人が心肺停止となった。現場を通りかかった人らが、事故の衝撃を語った。
八雲町内に住む男性(42)は、車で買い物に行く際に、発生直後の現場を通りかかった。警察官が拡声機を使って迂回(うかい)するよう誘導し、渋滞が発生していたという。
男性は普段から現場の国道を利用するといい、「片側1車線で比較的広いが、緩やかにカーブしており、昔から事故が多い」という。「バスの損傷が激しく、乗客の方が心配です」と話した。
函館市の女性(37)は、八雲町内を家族5人で観光した帰り道に、事故から間もない現場を通過した。
バスの運転席付近にトラックが正面から衝突し、バスの車体は大きくえぐれていた。バスの車内では、運転席の後ろ付近で心臓マッサージをしているような様子が見えた。
路上にはトラックが積んでいた豚が5、6匹倒れ、近くの田んぼに逃げていく豚もいたという。
ドクターヘリや救急車、警察車両が多く集まっており、「見通しは良い道路。乗客が心配」と語った。
札幌市の50代の男性は、旅行の帰り道に現場を通りかかった。路上にはバスの破片が散らばり、豚が倒れていた。「ひどい事故で驚いた」と話した。(武田遼、鶴信吾)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル