名古屋市中区の複合施設「ナディアパーク」内の雑貨店「ロフト名古屋」が30日、27年の歴史に幕を下ろした。長年親しんできた買い物客からは惜しむ声があがった。
1996年11月にオープン。1~5階に展開し、売り場面積は約7378平方メートルと、全国のロフトの中でも最大級だった。フランチャイズで運営する名鉄生活創研(同市中村区)が4月に閉店を発表した。
午後8時。買い物客らが別れを惜しみながら、店内から出ると、大島幸世店長(56)は、店の前に集まった大勢の人の前であいさつし、「27年間にわたり寄り添っていただいた全ての皆様に感謝いたします」と述べた。
開店準備から携わってきたという大島店長は、開店当日に入店を待つ長蛇の列ができた思い出を振り返りながら、「あまりのうれしさに目をウルウルさせたことを覚えています」と懐かしそうに語った。
スタッフらが深々と頭を下げる中でシャッターが下りると、買い物客らが拍手で見送った。
閉店にあたって、1階の特設…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル