遠藤美波
気温の上昇で熱中症の搬送者が急増する恐れがあるとして、東京消防庁は10日午前8時半、「救急車逼迫(ひっぱく)アラート」を出した。アラートの運用は今年7月1日から始まり、実際に出されるのは初めて。
気象庁は10日の最高気温について、猛暑日となる35度と予想。東京消防庁によると、熱中症による同庁管内の搬送者数は、9日の31人を大幅に上回る可能性がある。
救急車逼迫アラートは、23区内か多摩地区の救急隊の出動率が80%を超えたり、その状態が続いたりすることが予想される時に出される。同庁はウェブサイトやSNSで周知して、救急車の適正な利用を呼びかける。
同庁の担当者は「必要な人のもとに救急車が早期に到着できるよう、救急車の適時・適切な利用にご協力をお願いします」と話している。(遠藤美波)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル