ブルース・リーの死から5年後の1978年。未公開のまま残っていた生前の格闘シーンをもとに製作された映画「死亡遊戯」が封切られた。
「最後の13分は鳥肌もの。つぎはぎだらけ、手作り感満載の作品だけど、そこに込められた人々の熱量に震えました」
リーの大ファンというタレントの中川翔子さんはかつて朝日新聞の取材にそう答えている。
同作でのリーは黄色いジャージー姿だ。五重塔を模したセットでの撮影。各階には世界各国から集められた剛腕の格闘家がいる。ヌンチャクの名人ダン・イノサントや、身長2・18メートルの米プロバスケット選手カリーム・アブドゥルジャバーらとのアクションシーンは圧巻だ。
ブルース・リー財団日本支部によると、リーは「死亡遊戯」を通じ、自らが生み出した「ジークンドー(截拳道)」こそが最強の武術であることを天下に示そうとしたという。
そういえば72年に製作され…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル