愛知県西尾市の市コミュニティ公園多目的広場で4月、ソフトボールの練習をしていた小学4年の男児(10)が地面に刺さっていた釘で左ひざを10針縫う大けがをしていたことが、市への取材でわかった。
市によると、広場内のグラウンドで4月8日、地元の子ども会がソフトボールの練習中に、盗塁を試みた男児が二塁に滑り込んだ際、左ひざ付近に釘が刺さり、8センチ以上の切り傷を負った。
市が二塁付近を調べたところ、8~23センチほどの釘5本が地中から見つかった。釘にはビニールひものようなものをくくりつけた跡があり、どれも腐食が進んでいた。表層の土が削れて地表に出てきたとみられるという。
5月30日にも内野全体を調べたところ、一、三塁付近などから5~23センチほどの計14本の釘が地面に埋まっているのが見つかった。ベースは利用者が設置する移動式で、釘はベースを置く際の目印として使い、そのまま残されていたとみられるという。
市は、市が管理する施設での事故であることから、治療費などを賠償する方針。公園の利用者にチラシを配布するなどし、釘を打たないよう求め、釘を打った場合には抜くよう呼びかけている。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル