東京音楽大学(本部・東京都目黒区)に爆弾を仕掛けたという内容のファクスを送って業務を妨害したとして、20代の男2人が警視庁に逮捕された事件で、2人が互いに会ったことはなく、本名も知らなかったとみられることが捜査関係者への取材でわかった。SNSなどで事件に関するやりとりをしていたという。
警視庁は23日、無職の大熊翔(26)=埼玉県草加市=と東京農工大大学院生の佐藤直(22)=東京都小金井市=の両容疑者を威力業務妨害容疑で逮捕したと発表した。逮捕は大熊容疑者が8月2日、佐藤容疑者が同3日。
捜査関係者によると、2容疑者は昨年秋ごろ、ツイッター(現X)の相互フォローをきっかけに知り合った。その後、SNSなどを使って連絡を取り合っていた。互いの自宅に何らかの物を送り合った記録も確認された。ただ、実際に対面で会ったことはなく、互いの本名は知らなかったという。
警視庁は、2人がコンピューターについて一定の知識をもっており、SNSなどで連絡を取り合いながら、事件を起こしたとみている。調べに対し、2人とも容疑を認め、「恒心教を広めたかった」などと供述しているという。「恒心教」は特定の複数の掲示板を利用する人たちの行動について使われ、宗教性はない。
専門学校でパソコン学ぶ 最近の暮らしぶりは
大熊容疑者は、高校を卒業し…
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル