畳の流通量が減る中、畳の専門商社が新商品の開発に打って出た。
世界で約20億人が毎日使う「ある物」が、畳業界の救世主になるかもしれない、との期待を込めて。
畳表の生産量と輸入量の合計は、減少傾向が続く。
農林水産省などの統計によると、2005年ごろまでは年間3千万枚ほどで推移していたが、21年には926万枚に。和室のない家が増えたことが最大の要因だ。
京都市内で畳専門商社「カンベ」の社員、堀雄亮さん(37)は、悩んだ。生活様式が変わったいま、国内市場には限界がある。
海外で使ってもらえないだろうか。いや、海外こそ和室がないではないか……。
ある日、何げなく見ていたテレビ。
多くの人がひれ伏し、一心に…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル