東京都と東村山市の合同総合防災訓練が2日、同市内であり、消防や行政担当者らだけでなく多くの市民も参加した。1日は、死者・行方不明者が10万5千人に上った関東大震災から100年の日だった。未曽有の大災害を教訓に、参加者らは「家の家具を固定するなどもっと備えをしたい」と気を引き締めていた。
訓練は市立東村山第七中学校のグラウンドなどであり、強い揺れや、新しい防災器具などの体験が出来るコーナーが設けられた。
車いすを人力車のように引っ張り、がれきの上でも避難できる器具も紹介されていた。前輪を浮かせて引くことで、スムーズに移動が出来る。マットの上などでいくら押しても動かなかった車いすに器具を付けて引っ張ると、子どもでも簡単に移動できていた。
「JINRIKI(じんりき)」という器具で、東日本大震災を機に開発された。これを取り付ければ、車いすを、物資を運ぶ台車としても使えるという。
■宗教上に配慮した食事も…
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル