死者36人、負傷者32人。2019年7月18日、京都アニメーションの第1スタジオが放火され、人気アニメ作品の監督や若手アニメーターらが命を落としました。
殺人事件として戦後最悪とみられる犠牲者となった事件の初公判が5日午前、京都地裁で始まります。事件から4年。殺人や現住建造物等放火などの罪で起訴された青葉真司被告(45)は、どんな表情で、何を語るのか。そして検察側、弁護側双方の主張とは。
143日間に及ぶ裁判の初日を詳報します。
09:40
■当選者は35人 地裁の中へ
地裁近くの京都御苑富小路広場では午前9時40分ごろ、一般傍聴席の抽選結果が発表された。400人以上が整理券を受け取っており、当選者35人の番号が掲示された。
当選者はリストバンド型の傍聴券を受け取り、地裁の中へと入っていった。
当選した京都市の大学3年の女性は「一緒に法学部で学んでいる友達4人と来たが、私1人だけが当選した。みんなの分もしっかりと裁判の内容を聞きたい。(青葉)被告から謝罪の言葉があるのかが気になっています」と話した。
09:15
■リストバンド、400人以上に
京都御苑富小路広場では、数十席とみられる一般傍聴席をめぐり、「傍聴整理券」と書かれたリストバンドの配布が午前9時15分で終了した。400人以上が受け取った。午前9時半の当選発表まで、木陰で待つ人たちの姿が目立った。
08:20
■傍聴券の配布会場に100人以上
傍聴券が配られる予定の京都御苑富小路広場では、午前8時20分ごろから、地裁職員が希望者の整列を始めた。会場には100人以上が集まり、職員の指示に従って並び始めた。
大学1年の西野響輝(ひびき)さん(19)=京都市=は「法学部に入っていて、裁判の傍聴にはよく来ていたが、こんなに被害者が多い裁判は初めて。全国的なニュースになっていたので、ずっと注目していた。被告から何が語られるのか、気になっている」と話した。
■傍聴券の配布場所に十数人[08:00]
傍聴券が配られる予定の京都御苑富小路広場では午前8時ごろ、配布30分前にもかかわらず、ベンチに座って待つ人が十数人ほどみられた。
京都地裁の周辺には、テレビカメラを持った報道関係者ら数十人が集まっていた。上空には報道機関とみられるヘリコプターが飛んでいた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル