2020年東京五輪・パラリンピックの渋滞対策をめぐり、東京都は16日、都内の首都高速道路の料金を日中は1千円上乗せする「ロードプライシング」について、意見募集(パブリックコメント)をした結果を発表した。寄せられた意見は39通にとどまったが、賛成意見が反対を上回り「一定の理解が得られた」としている。
大会組織委員会と都は結果を踏まえ、五輪開会式の4日前から閉会式翌日までとパラ期間中、首都高の料金を、日中は都内全域で自家用車を対象に1千円上乗せし、深夜から未明は全線でETC搭載車について半額にする方針を固めた。大会関係車両は料金上乗せの対象から除外する。今後、関係自治体の議会の議決を得るなど、手続きを進めていく。
市民からの意見は、都が8月27日~9月26日、郵送やファクス、電子メールで募った。個人・団体などから39通が寄せられ、意見は99件あった。
賛成意見は26件で「世界ではロードプライシングは当たり前」「選手の移動のために料金を変える案に賛成」という声があった。一方、「国民生活に影響を与える施策を採用すべきではない」「オリンピックは都民にすでに十分な負担を強いている」などと、反対する意見は10件だった。
上乗せ料金額については、「オ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル