健康への影響が懸念されている有機フッ素化合物(総称PFAS〈ピーファス〉)について、東京・多摩地域の住民の血中濃度を独自に調べていた市民団体が21日、追加の調査結果を公表した。検査に協力した京都大大学院の原田浩二准教授によると、多摩地域の中でもエリアによって差があることがわかったという。
市民団体は6月、多摩地域の住民650人分の検査結果を明らかにした。その後、検査協力者が少なかった自治体の住民141人から新たに採血し、結果をまとめた。
原田准教授によると、PFASの代表的な物質、「PFOS(ピーフォス)」と「PFOA(ピーフォア)」を合わせた平均値は、南部の町田市や稲城市、狛江市の住民で血液1ミリリットル中10ナノグラム前後。西部の奥多摩町や檜原村でも同程度だったという。
6月に公表された国分寺市や…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル