旧暦8月15日にあたる29日夜、満月の「中秋の名月」となった。
空気の澄んだ夜空に浮かぶこの時期の月が最も美しく見えるとされ、平安時代にススキや団子を供えて月をめでる習慣ができたと言われている。
旧暦で秋は7~9月のこと。8月15日はその真ん中にあたるため、「中秋」と呼ばれる。
昨年に続いて今年も中秋の名月と満月が重なったが、必ずしも重なるわけではない。
月の公転軌道が楕円(だえん)形で、新月から満月までの日数が13・9日から15・6日と変化するためだ。
国立天文台によると、2021年から3年連続で中秋の名月と満月の日が一致したが、次に一致するのは7年後の30年だという。(玉木祥子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル