小学校でプログラミング教育が必修化され、高校では「情報Ⅰ」が始まった。2025年の大学入学共通テストでは「情報Ⅰ」が加わる。そうしたなか、小学校と高校の情報教育をつなぐ中学の技術・家庭科をめぐって課題が浮かんでいる。国も対策に乗り出した。(編集委員・宮坂麻子、久永隆一)
今年7月、相模原市立大沢中学校。コンピューター室で中1の技術・家庭科の技術分野の授業が行われていた。
生徒たちがパソコンに向かって取り組んでいたのは、オリジナルデザインの定規の設計だ。目盛りに間違いはないか、使いやすいか、などを確認し、各生徒が教室内のレーザー加工機にデータを飛ばして形にする。
「まだ軟らかい!」と試作品を手に喜ぶ生徒。予想通りの形にならなかった生徒が、再びパソコンに向かい、失敗の理由を真剣に探っていた。
中学の技術科、情報教育も柱の一つだが…
中学の技術・家庭科の技術分…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル