まるで対戦カードのような「いばらき女将(おかみ)カード」が人気を博している。茨城県内のスナック菓子メーカーが販売するポップコーンに袋入りで付いたもので、県が進める観光企画の一環。この人気ぶりについて大井川和彦知事も「『想像超え』」とご満悦だ。(富永鈴香)
SNSのX(旧ツイッター)上では「朝からいばらき女将カードの開封をしている」「女将全部コンプしたい(そろえたい)」「売り切れてて残念」「推しの女将を見つけたい」と、続々と反応が集まっている。
企画したのは県ホテル旅館生活衛生同業組合。カードは縦8センチ×横6センチで、28種類ある。県内のホテルや旅館で働く女将ら27人が1人ずつカードに登場する。全27人が載ったレアカードもあり、特典として宿泊施設で1千円の割引を受けられる。このレアカードの出現率は0・8%だそうだ。
特徴は対戦カードのような仕様になっていること。表面には「体力」「酒豪」「語学」など、女将の趣味や特技を数値化している。数字や項目は女将による自己申告に基づく。組合の担当者は「数字が高いから能力が高いというわけではない」と話す。裏面には女将らが働くホテル・旅館の情報や近隣のオススメの観光スポットも紹介されている。
仕様は対戦カードのようだが、対戦のルールは定めていない。「コレクションでも、ポイント数をみて女将さんのイメージを膨らませても。自由に遊んでいただきたい」
この企画は、県がJRグループと進める大型観光企画「茨城デスティネーションキャンペーン(DC)」の一環。古河市に本社を置く「ジャパンフリトレー」と組合がコラボし、「マイクポップコーン」(税込み200円)に付いている。ホテルや旅館、小売店で販売。約4万3千枚を制作したが、品薄状態だという。
熱心なファンの姿に、女将も思わず
この人気について女将たちは――。
カードに登場する1人で「い…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル