気象庁は13日、冬の訪れを告げる「木枯らし1号」が東京都心で吹いた、と発表した。東京では3年ぶり。11日から西高東低の冬型の気圧配置となり、午後2時すぎに都心で最大瞬間風速14・5メートル(最大風速8・3メートル)の北西の風が観測された。
上空には強い寒気が流れ込んでいて、13日は各地で今季一番の冷え込みに。午後3時時点の最低気温は都心で7・9度となるなど、全国915の観測地点のうち449地点で今季最低を記録。160地点で0度未満の「冬日」となった。
木枯らし1号は東京と近畿地方でのみ発表される。東京の条件は①10月半ば~11月末②冬型の気圧配置③最大風速8メートル以上の北風――をいずれも満たした場合。東京では一昨年と昨年には条件を満たす風が吹かなかった。
近畿では今月11日に前年より2日早い木枯らし1号が吹いた。(大山稜)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル