大阪府富田林市で2022年6月、2歳の女児が自宅のベビーサークル内で熱中症で死亡した事件で、女児の手足を粘着テープで縛ってサークルに閉じ込めたとして、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた桃田貴徳被告(52)の第4回公判が24日、大阪地裁堺支部であり、被告人質問が行われた。
桃田被告は冒頭、事件や亡くなった小野優陽(ゆうは)ちゃんへの思いを弁護人から聞かれ、「非常にかわいそうなことをした。養育にもっと積極的に協力すればと反省している。責任は私を含め全員にある」と述べた。
事件当時、優陽ちゃんは祖母で、桃田被告と内縁関係だった小野真由美被告(47)、小野被告の四男(17)、五男(7)、桃田被告と暮らしていた。
桃田被告は2020年1月に優陽ちゃんを預かった当初、入浴などを手伝おうとしたが、実父が難色を示したという。「あまりいい気持ちはせず、近づきにくかった」と説明した。
サークルに板を付けるなどの…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル