サッカー・Jリーグのヴィッセル神戸が25日、J1初優勝を果たした。ホーム最終戦となった本拠地・ノエビアスタジアム神戸では、サポーターらがその瞬間を目に焼き付けた。阪神タイガースの日本一に続いて、兵庫にまた歓喜と感動がもたらされた。
勝利しなければ次戦の最終節まで優勝争いがもつれることになる、この日の試合。スタジアムにはサポーターら観客2万5365人が詰めかけて満員御礼となった。観客席の多くがクリムゾンレッド(えんじ色)を基調としたユニホームで染まった。
試合開始前。スタジアム内だけでなく外周部分も、サポーターらの熱狂に包まれた。ヴィッセルの応援歌がこだまし始めると、ユニホームを着た人たちが体を横に揺らしたり跳び跳ねたりして一体となった。
当直勤務明けに応援に駆けつけた姫路市の公務員福永真也さん(48)は前夜から気が気でなかった。優勝争いを繰り広げている2位横浜F・マリノスの試合が24日夜にあったからだ。
この結果次第ではヴィッセルの優勝の行方は最終節に持ち越されることになっていた。結果、マリノスは引き分けて、ヴィッセルの王手となった。
「最終節は仕事でどうしても休みが取れず応援に行けない。ぜひとも今日ホームで優勝を見させてほしい」とエールを送った。
試合が始まると、ヴィッセル…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル