夜間中学に通う様々な年代や出身の生徒が参加する「近畿夜間中学校連合運動会」が10月、大阪府守口市で開かれた。50年近い歴史のある運動会だが、ここ数年は新型コロナの影響で中止や縮小しており、今年は4年ぶりの完全開催となった。参加者の最高齢は89歳。競技にも加わり同級生たちと体を動かした。
「誰でも参加できる運動会」を目指して約50年
大阪府や兵庫県の夜間中学12校から10~80代の生徒約360人が参加。「大玉運び」や「かりもの競争」などの競技に汗を流した。初開催の1974年から、順位はつけず競わないのが特徴だ。初開催当時の生徒らが「誰でも参加できる運動会にしたい」と呼びかけた思いを大切にしている。
外国出身の生徒も多いことから、ほうきで風船を掃いてリレーする東南アジアの伝統的な遊び「クワールークポーン」なども競技に採り入れている。会場の体育館には、生徒たちがあげる「いけるよ」「加油」といった様々な言語の声援が響いた。
大阪市立天満中学校夜間学級…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル