天皇の代替わりに伴う皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」(11月14、15日)に供えられる麻織物「麁服(あらたえ)」が徳島県内で完成し、27日、宮内庁に向けての出発式があった。
古代から、天皇家の祭祀(さいし)には、「阿波忌部(いんべ)」と呼ばれる職能集団直系の三木家が納めた麁服が使われたと伝えられる。室町時代に途絶えたが、大正天皇即位の際に復活。昭和、平成の大嘗祭でも使われた。
今回の麁服は、三木家のある同県美馬市木屋平(こやだいら)の住民らが育てた麻を使い、吉野川市山川町の山崎忌部神社などで4反の織物に織り上げられた。
この日、美馬市木屋平では、神…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル